YouTube、ショート動画からのリンクを不可に--悪用対策で

　「YouTube」の動画を見ていると、聞いたことのなかった新しい製品や体験、人、アカウントについて知ることが多い。そのため多くのユーザーは、見たばかりのコンテンツについてさらに詳しく知るためにクリックできるリンクを探すことになる。

提供：NurPhoto/Getty Images

　YouTubeはこのほど、このリンクの使い勝手を変更すると発表した。クリエイターとユーザーにとって、これには良い面と悪い面の両方がある。

　ショート動画機能「YouTubeショート」では、説明やコメントに追加されるクリック可能なリンクのサポートを終了する。つまり、クリエイターが動画で言及している商品などについて詳細ページへのリンクを追加しても、ユーザーは今後タップしてアクセスすることができなくなる。

　YouTubeによると、この変更の目的は「スパムや詐欺行為を減らすため」だという。変更は米国時間8月31日から段階的に反映される。

　10日の時点で、PCでYouTubeチャンネルのホーム上部のバナーに表示されていたソーシャルメディアのアイコンも削除された。

　良いニュースとして、クリエイターはチャンネルページに最大14個のリンクを表示できるようになる。最初のリンクはプロフィールセクションの「チャンネル登録」ボタンの近くに目立つように配置され、視聴者が他の情報へのリンクをクリックすると、残りのリンクが表示される。

　クリエイターはこのスペースで、ソーシャルメディアのプロフィール、ウェブサイト、店舗、商品サイトなどへのリンクを公開できる。クリエイターは10日から「YouTube Studio」でリンクの設定を開始でき、一般の視聴者には23日から公開される。

　最後に、YouTubeは9月末までに、クリエイターがYouTubeショートから他のYouTubeコンテンツに視聴者を簡単にリダイレクトできる方法を導入するとしている。

提供：YouTube