ランサーズは8月9日、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」において、クリエイティブ実績をアピールできるポートフォリオ機能をリニューアルしたと発表した。
同社によると、動画コンテンツの急速な増加に伴い、動画制作に関連する「動画編集」「音楽・音源・ナレーション」といった仕事の需要が増えているという。
また、継続して依頼する依頼者も多く、関連する仕事の成約数は各年で増加傾向にある。なお、2022年には、年間で約2.5万件の仕事が成約されたという。
需要が高まる一方で、登録者からは自身を表現するために「ポートフォリオに動画や音声を含む作品を登録させてほしい」「実績が少ない人でも実力があれば受注できる機会を作ってほしい」といった意見があった。また、発注者からも「実際の制作物がプロフィールで見られるようになると依頼しやすい」という声があったという。
そこで、登録者がさまざまな形式で自己表現を行えると同時に、発注者が選定しやすくなるように、ポートフォリオ機能をリニューアルした。
同リニューアルでは、画像に加え、新たに「動画」と「音声ファイル」の登録に対応。また、動画・音声を含めて複数ファイル(最大10ファイル)の登録が可能となり、登録者は自身の作品や実績をさらにアピールできるようになった。
加えて、ポートフォリオごとに閲覧制限(全体公開、ログインユーザーのみ、提案中のクライアントのみ、特定ユーザーのみ、非公開)の設定が行える。
また、制作にAIを活用したかを表明することも可能。動画編集やナレーションなどの仕事を依頼したい発注者は、今回の動画と音声ファイルの対応により、よりイメージに合う登録者へと依頼できるようになるという。
同社では、今回のリニューアルにより、仕事獲得機会の創出・拡大とマッチング精度の向上を実現。受注者・発注者双方が安心して取引できる環境を目指す。
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