「Vision Pro」の発売はまだしばらく先だが、Appleが最近取得した新しい特許は、仮想現実(VR)空間における操作を少し容易にする可能性がある。この特許には、外部カメラを机または平らな面に配置して、その面をジェスチャー対応の仮想的なトラックパッドに変える方法が、詳しく説明されている。
これは、Vision Proでハンドジェスチャーを使うことである程度は既に可能だが、Apple自身の特許の中で、それが最適なオプションではないことが認められている。外部「デバイスの方が、面上のタップをより適切に検出できる可能性がある。それ自体も面上に配置されていることから、センサーからタップ位置までの明瞭な見通し線を得られる可能性があるためである」と特許には記されている。
つまり、タップ位置と同じ表面レベルにカメラを配置すれば、ヘッドセットに取り付けられたカメラでその表面を捉えるよりも、おそらく高い性能が得られるということだ。
当然ながら、かなり大きな疑問が1つ生じる。仮想的なトラックパッドでVision Proを使用することのメリットは、追加の機器が不要ということにある。この新しいデバイスで、追加のハードウェアを使うことになるなら、なぜ単純に実際のトラックパッドを使用しないのか。
大きな潜在的用途として、Vision Proヘッドセットにこのデバイスを組み合わせることによって、「Mac」デスクトップコンピューターとモニター全体を置き換えるという可能性がある。これは、出張やハイブリッドワーク時に特に役立つ。
もう1つの大きな疑問は、Vision Pro発売時にこのアクセサリーも提供されるかということだ。ヘッドセットが2024年初頭発売予定であることを考えると、発表までにはまだかなりの時間がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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