世界タブレット市場、第2四半期の出荷台数は3割近く減少--消費者の消費意欲と購買力が低下

 IDCは、世界タブレット市場に関する調査結果の速報値を発表した。2023年第2四半期の出荷台数は2830万台で、前年同期の4030万台に比べ29.9%も少なかった。

 タブレットの出荷台数は減り続けていて、当期も回復の兆しはみられない。減少の要因を、IDCは消費者の消費意欲および購買力が低下したため、とした。ただし、積み上がった在庫も出荷の重しになっているものの、数カ月後に状況は改善すると見込む。

 タブレット出荷台数の上位5ベンダーなどは以下のとおり。括弧内は、いずれも前年同期の数値と前年同期比。

1位:Apple

  • 出荷台数:1050万台(1260万台、-16.8%)
  • 市場シェア:37.0%(31.2%)

2位:サムスン電子

  • 出荷台数:580万台(710万台、-18.3%)
  • 市場シェア:20.6%(17.7%)

3位:レノボ

  • 出荷台数:210万台(350万台、-38.8%)
  • 市場シェア:7.6%(8.7%)

4位:ファーウェイ

  • 出荷台数:170万台(210万台、-22.9%)
  • 市場シェア:5.9%(5.3%)

5位:シャオミ

  • 出荷台数:100万台(70万台、+41.6%)
  • 市場シェア:3.6%(1.8%)

その他

  • 出荷台数:720万台(1430万台、-49.7%)
  • 市場シェア:25.3%(35.3%)

合計

  • 出荷台数:2830万台(4030万台、-29.9%)
タブレット出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
タブレット出荷台数(出典:IDCの公表データをグラフ化)
タブレット出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)
タブレット出荷台数ベースの市場シェア(出典:IDCの公表データをグラフ化)

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