世界スマートホームデバイス市場、2023年は1.8%減--2024年から成長基調へ戻る

 IDCは、家庭向けスマートデバイス市場に関する調査結果を発表した。2023年第1四半期の出荷台数は、世界全体で前年同期比5.6%減の1億8600万台だった。

 スマートホームデバイスの出荷台数は、IDCが調査を開始して以来、2022年に初めて減少。減少傾向は2023年も変わらず、通期の出荷台数を前年比1.8%減の8億5710万台と予測した。

 低迷は2024年までずれ込むが、2024年中に成長基調へ戻ると見込む。市場拡大は2027年まで続き、2027年の出荷台数は10億9150万台、その間の年平均成長率(CAGR)は6.2%になるという。

 カテゴリ別の出荷台数と市場全体に占める割合、CAGRの予測は以下のとおり。

  • ビデオエンターテインメント

 2023年:2億7870万台(32.5%)
 2027年:3億640万台(26.5%)
 CAGR:2.4%

 
  • ホームモニタリング/セキュリティ

 2023年:1億9180万台(22.4%)
 2027年:2億5220万台(23.5%)
 CAGR:7.1%

 
  • 照明

 2023年:1億190万台(11.9%)
 2027年:1億6970万台(20.5%)
 CAGR:13.6%

 
  • スマートスピーカー

 2023年:1億690万台(12.5%)
 2027年:1億2250万台(11.0%)
 CAGR:3.5%

 
  • 空調

 2023年:2490万台(2.9%)
 2027年:2970万台(2.6%)
 CAGR:4.5%

 
  • その他

 2023年:1億5290万台(17.8%)
 2027年:2億1100万台(19.4%)
 CAGR:7.7%

 
  • 合計

 2023年:8億5710万台
 2027年:10億9150万台
 CAGR:6.2%

 

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