Appleは、MR(複合現実)ヘッドセット「Vision Pro」向けのOSである「visionOS」上で動作するアプリを積極的に開発している開発者を対象とした、サポートを拡大し続けている。その一環として同社は先ごろ、Vision Proデベロッパラボの開催を発表した。参加を申し込めるのは、「Apple Developer Program」と「Apple Developer Enterprise Program」の登録者で、参加者は、各自のvisionOSアプリをテストして最適化できる。
クパチーノ、ロンドン、ミュンヘン、上海、シンガポール、東京で開催されるVision Proデベロッパラボに参加できるのは、18歳以上の開発者。Vision Proデベロッパラボへの参加を申請すると、Appleにより審査される。
選ばれた開発者は、Appleのエキスパートらの支援を受けて、各自のvisionOSアプリをテストして最適化できる。参加者は、自分の「Mac」、充電コードのほか、自分のアプリをVision Pro向けに最適化するために必要なものすべてを持参する必要がある。
Appleは、Vision Proデベロッパラボの参加者を、新しいvisionOSアプリを開発中の開発者、または、visionOS向けに最適化可能な既存の「iOS」または「iPadOS」アプリを保有している開発者の中から選択する。
Apple Developer Programのアカウント保有者は、Vision Proデベロッパラボに加えて、「Vision Proデベロッパキット」に申し込むこともできる。Vision Proを実際に手元に置いて迅速に開発できる。
Vision Pro developer kitとVision Proデベロッパラボへの参加資格を満たす開発者は、AppleのDeveloperウェブサイトで申し込み可能だ。参加を希望する開発者は、visionOSシミュレーターで実行中のアプリのスクリーンショットを提出する必要がある。
AppleのVision Proデベロッパラボは米国時間7月31日から開催され、8月24日まで続く予定。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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