マイナ保険証一本化延期せず、河野大臣が重ねて表明--「国民の不安払拭に努める」

 デジタル大臣を務める河野太郎氏は7月28日の記者会見で、2024年秋を予定する紙の保険証の原則廃止、および「マイナ保険証」への一本化について、延期の考えはないと重ねて表明した。


デジタル大臣を務める河野太郎氏

 マイナ保険証への一本化をめぐっては、内閣総理大臣を務める岸田文雄氏が7月27日に「医療関係者の意見も聞きながら対応していきたい」と述べていた。

 これを受けて、マイナ保険証の延期はあるのか問われた河野大臣は「国民や医療関係者の皆様の不安を払拭するための措置を行っていくということで変わりはない」と述べた。また「延期は考えていないのか」という質問に対しては「はい」と回答した。

 なお、2024年秋のマイナ保険証一本化後も、経過措置として1年間は紙の保険証を利用できる。河野氏は、この間までに国民の不安解消に努めるとこれまでも表明している。

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