DAY2では、夏葉と結華が主演として進行。朗読劇はDAY1とは異なり、大学が舞台となった。結華が、先輩たちからバイトやサークルの勧誘を受けて戸惑うなかで夏葉と出会う。それぞれにキャンパスライフを送っている光景を描きつつ、夏葉はインターンをしていること、結華はバンドサークルに興味があることに触れつつ、2人が仲良くなっていく光景を描いたところからスタートした。
オーバーチューンを経てのDAY2オープニングナンバーは、芝崎さんによる千雪の「Darling you!」から始まり、恋の楽しみもある大学生活を予感させるような幸福感のあるステージに。秘めた決意を示すセリフがあるなかで披露した、山根さんによる美琴の「Look up to the sky」。DAY1では頭につけていたサングラスを、DAY2ではかけ、大人びた雰囲気に。さらに幸村さんによる冬優子の「SOS」、礒部さんによる恋鐘の「アポイント・シグナル」と、場内を“かわいい”で満たしていく。
そんな雰囲気から一変するように歌われたのは「Killer×Mission」(礒部さん、芝崎さん、幸村さん、山根さん)。攻撃的とも言えるシンフォニックロックで熱気を高めていくとともに、この物語が一筋縄ではいかないことを予感させるようなステージとなっていた。
MCパートでは、にぎやかな雰囲気のなかでアイドルとキャストとしての挨拶を進めつつ、次のパートへ。まずは白石さんによる智代子の「チョコデート・サンデー」を披露。セットにチョコレートのイラストが映し出されるかな、親指と人差し指の少し間を開けた“ちょこっと”なポーズやキュートな振り付け、カメラに向けてチョコを食べさせてあげるような光景も見られ、終始甘い雰囲気に包み込むステージとなった。
岡咲さんによる雛菜の「あおぞらサイダー」では、最後の最後まで“雛菜かわいい”と感じさせるステージを展開。和久井さんによる透の「statice」で、さわやかな風を感じるような曲と歌声を持って披露し、丸岡さんによる凛世の「常咲の庭」で、和風で凜とした雰囲気のなかで伸びやかに歌声を響かせる。そして前川さんによる甜花の「また明日」で、独特でゆったりとた空気感を作りだしていた。
ここでは白石さん、丸岡さん、前川さん、和久井さん、岡咲さんの5人が集って「Color Days」を披露。DAY1とは全く違うメンバー、そして違う色を見せながら、ノリノリで歌う様子が目を引くものとなっていた。
夏葉がインターンで仕事をしているときに、結華から電話がかかってきて、バンドサークルに入って順調……と話しつつも、どこか様子がおかしいというシーンを描きつつ、ライブは次のパートへ。
永井さんによる樹里の「過純性ブリーチ」で勢いづけ、河野さんによる果穂の「ハナマルバッジ」では、冒頭部分を一緒になって歌うなど一体感を高めていく。峯田さんによるめぐるの「HAREBARE!!」では、見る人聴く人を元気にするパフォーマンスを披露し、紫月さんによるにちかの「フェアリー・ガール」で、にちかの楽しい気持ちを表すようなアップテンポな曲調の楽曲を軽快に歌っていった。
そして峯田さん、河野さん、永井さんの3人で「プラニスフィア ~planisphere~」を歌う。元気でパワフルな歌声が持ち味と言えるアイドルによる、全力で爽快感のあるステージとなっていた。
雨音とともに、結華が周囲に気遣ってうまくいってない様子のナレーション、そして姿を見せて、葛藤を抱える心情を吐露した後そのまま「プラスチック・アンブレラ」の披露に。これまでの流れもあってか、DAY1よりもどこか重さを感じるようなステージで、結華の気持ちも希水さんが歌にのせて表現していた。
川口さんによるルカの「神様は死んだ、って」で、攻撃的と言えるようなパフォーマンスを披露。さらに雨がやまないことを示すような雨音が流れるなかで、八巻さんは咲耶の「千夜アリア」で力強い歌声を響かせる。さらに近藤さんが灯織の「スローモーション」を、心に直接響かせるような歌声をもって披露。結華の怒りややるせなさを表現するかのような楽曲が続いていった。
いまだやまない雨のなかで、結華に駆け寄る夏葉のセリフが流れつつ、ここで北原さんによる愛依の「Going my way」が披露され、秘めた決意と諦めない気持ち示す楽曲を熱く歌う。さらに菅沼さんによる摩美々の「誰ソ彼アイデンティティー」も歌われ、摩美々の自分らしさを存分に示すような魅惑のステージが展開された。
ここで近藤さん、菅沼さん、八巻さん、北原さんによる「Ambitious Eve」という、前に向かって進んでいくことを示す楽曲で、そのパワーを伝えるかのようなパフォーマンスを見せていた。
MCパートでは、DAY1と同様に前半で挨拶をしていなかったキャスト陣がそろって、個々に挨拶やここまでの感想、個別衣装について触れつつ次のパートに。
関根さん、紫月さん、川口さんという3人がステージに立っている様子にざわつきが起きるなかで、5周年記念曲である「Shiny Stories」をライブ初披露。川口さんが中心で、ルカがセンターという光景が印象的というなかで、希望を示す楽曲を歌っていた。
結名さんは霧子の「雪・月・風・花」で、センターステージから優しい歌声を届けていく。土屋さんによる円香の「夢見鳥」では、夕暮れ時をイメージさせる楽曲で伸びやかに歌声を響かせる。黒木さんは甘奈の「Sweet Memories」で、相手を思う気持ちを優しさに満ちた表情で伝えていく。関根さんは真乃の「ありったけの輝きで」を、あふれる笑顔を持って披露。穏やかで優しく、そして前向きな気持ちになれる楽曲が続いていった。
レインボーカラーのごとく、さまざまな色のライトで照らされた後に歌われたのは「虹の行方」(結名さん、黒木さん、田中さん、土屋さん、田嶌さん)。疾走感あふれる楽曲さまざまな色で彩られた個性を示すように披露。後から振り返れば、物語として続いていた雨が止むことを示唆するものとなっていた。
ステージでは、バンドサークルから次々とメンバーが離れていく回想シーンとともに、結華が音楽を辞めようとしているところを、夏葉が引き留めるシーンに。夏葉のわがままな理由と応援する気持ちを伝えられて驚く結華だったが、頑張る気持ちが芽生える。そんなときに小糸とあさひが現れ、結華がギターを引くと喜ぶ2人。
このままの流れで、田中さんによるあさひの「星をめざして」に。DAY1では体調不良のためMCパートのみだったが、DAY2では躍動感あるステージを披露。天真爛漫で探究心の強いあさひを表すような、そして輝ける場所にいつかたどり着くことを示す楽曲を歌っていた。さらに田嶌さんによる小糸の「わたしの主人公はわたしだから!」では、会場のテンションをさらに高めていくとともに、どこかDAY2主演の2人に対しての応援歌のようにも思えるところがあった。
朗読劇パートは、あれからしばらく時間が経過し就活にいそしむ夏葉と、バンド活動が順調に進んでいる結華の会話シーンに。当時を振り返りつつ、確かな友情を育んできた様子が伺えるやりとりが行われたあと、2人による「シャイノグラフィ」の披露に。人気曲ということだけではなく、ここまで紡いできた物語とのリンクも影響したのか、ポーズを構えてイントロが流れると、明らかに大きな歓声が巻き起こる。未来に向かって進んでいく、そして羽ばたくことを示す楽曲を歌い、本編が一区切りとなった。
DAY1と同様に告知映像が流れるなか、DAY2ではルカを擁する新ユニット「CoMETIK」(コメティック)と、そのユニットメンバーである新アイドルの電撃発表と、「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」への登場が告知されると、驚きの声が格段にわき上がっていた。
カーテンコールの挨拶を経て、涼本さんと希水さんが改めて挨拶し、DAY2のラストナンバーとして披露されたのは、涼本さんによる夏葉の「Damascus Cocktail」。公演の大トリであり、夏葉にとって最大の見せ場と言わんばかりの気合いが伝わるような情熱的なパフォーマンスを披露し、場内は大興奮。そのままエンドロールが流れ、夏葉と結華のキャンパスライフが垣間見えるイラストが掲出され、大きな拍手に包まれながら公演を締めくくった。
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