Twitterがまた新たな制限を課した。有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」への加入を促すことが目的とみられる。Twitterのサポートアカウントは米国時間7月21日付のツイートで、未認証アカウントが1日に送信できるダイレクトメッセージ(DM)の数を制限すると発表した。
この新たな制約を設ける理由について、TwitterはDMを使ったスパムを減らすことだとしている。設定でDMの受信を許可しているTwitterユーザーは、スパム業者から迷惑メッセージを送りつけられるリスクがある。
このスパム問題に対処するため、Twitterは最近、新たな設定を追加した。これにより、すべてのユーザーからDMを受信できるようにするのではなく、自身がフォローしているユーザーや認証ユーザーからのメッセージのみ許可することが可能になった。また、質の低いメッセージをフィルタリングし、スパムと判定されたDMを専用の受信箱に振り分ける設定もある。
Twitterのサポートアカウントは同日に投稿した別のツイートで、DMの送信元を制限する機能により、DMによるスパムの件数が前週から70%減少したと述べた。これらの新たなオプションはスパムの撲滅に役立っているとしても、未認証ユーザーが送信できるDMの件数を制限する理由はどこにあるのだろうか。
TwitterはDMによるスパムとの戦いを、複数の解決策を必要とする継続的な取り組みと捉えている。しかし、ユーザーの多くは今回の制限を、Twitter Blueへの加入を促す取り組みにすぎないとみている。一部のユーザーが指摘するように、Twitter Blueの料金は1人当たり月額8ドル(日本では980円)から、または年額84ドル(同1万280円)からと、スパム業者が簡単に支払える金額だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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