YouTubeは正式な発表を行うことなく、米国で「YouTube Premium」サービスの月額料金を少し値上げした。
月額料金は、「Android」ユーザーの場合で11.99ドルから13.99ドル、「iOS」ユーザーの場合で15.99ドルから18.99ドルに上がった。年間料金も119.99ドルから139.99ドルとなる。
2022年秋に値上げされたファミリープランは、現在のところ月額22.99ドル(約3200円)に据え置かれている。
YouTube Premiumは、月額料金を支払うことで、動画のダウンロード、広告なしの再生、他のアプリを使用しながらの動画再生などの機能が利用できるサービスだ。YouTubeはこの数カ月間、広告ブロッカーを制限しようとしているため、広告なしの再生というのが重要な点だ。同社はサービスを無料で提供するために広告収入に頼っているが、多くのユーザーが広告の多さに不満を抱いている。広告ブロッカーの制限は、YouTube Premiumへの加入を促すための手段だ。
今週、同サービスの登録ページに記載された新料金は、新規加入者と現行加入者の両方に適用される。YouTubeに先立ち、他の配信サービスも料金を値上げしていた。Netflixは今週、最も低価格の広告なしサブスクリプションプランを廃止し、Peacockは、同社初となる値上げを発表した。
「YouTube Music Premium」の月額料金も、9.99ドルから10.99ドルに上がった。こちらの値上げは、AmazonとAppleがそれぞれの音楽配信サービスを過去に値上げしていることから、それほど意外なことではない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」