日産自動車は、他の自動車メーカーに続き、北米の電気自動車(EV)をTeslaの充電設備に対応させる。日産自動車は米国時間7月19日、Teslaの充電規格「North American Charging Standard」(NACS)を2025年から採用することで、Teslaと合意したと発表した。
日産自動車初のEVクロスオーバーSUV「アリア」に、2024年からNACS充電アダプターが提供される。2025年には、米国とカナダにおいて同社製EVにNACSポートが搭載され、Teslaのスーパーチャージャーを利用できるようになる。
General MotorsとFordが2023年に入って、EVにTeslaの充電充電規格を採用することを表明しており、日産も今回これに続くこととなった。
同社は、2030年までに米国での販売におけるEV比率を40%以上にする計画だ。この計画には、2025年後半から米国で生産予定の新たな完全EVである2車種が含まれている。
ケンタッキー州は6月、米国の州として初めて、連邦政府資金を活用した充電ステーションにおいてTeslaのNACSコネクターの導入を義務付けた。2021年11月に成立した1兆2000億ドル(約167兆円)規模のインフラ投資法案では、75億ドル(約1兆円)が2030年までに米国全土で50万基の公共充電スタンドを設置するための資金として割り当てられている。
最大規模のDC急速充電網を展開するElectrify Americaも6月に、2025年までにすべての充電ステーションにNACSコネクターを追加することを発表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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