この16年間、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」のデフォルトフォントは「Calibri」だったが、これがまもなく「Aptos」に変更される。
Microsoftは2021年に、新しいデフォルトフォントの検討を開始し、「Bierstadt」「Grandview」「Seaford」「Skeena」「Tenorite」という5つの新しいフォントからユーザーに気に入ったものを選択してもらっていた。そうして選ばれたのが、Steve Matteson氏が制作した「20世紀半ばのスイスのタイポグラフィに着想を得た現代的なサンセリフ書体」であるBierstadtだった。Bierstadtはその後、Aptosに改称された。
Aptosは、明確なライン、さまざまな重み付けがされたシンプルな字形、高い可読性を特徴とする、ミニマリスト的なサンセリフ書体である。Microsoft Officeのこれまでのすべてのデフォルトフォントと同様に、プロフェッショナルで、適応性が高く、上品で控え目という、デフォルトフォントとして備えるべき特徴を目指して設計されている。
Microsoft Office Designでフォントおよびタイポグラフィ担当プリンシパルプログラムマネージャーを務めるSi Daniels氏によると、「Steve(Matteson氏)は、このフォントをよりユニバーサルなものにして、あまり機械的または原則的なものにはしたくないと考えた。Aptosは、信頼感を与え、読みやすくなければならなかった」という。
Aptosは、今後数カ月かけてMicrosoft Officeのデフォルトフォントとして表示され、全ユーザーに提供される予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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