渋谷未来デザインは7月13日、パスファインダー、Psychic VR Labなどと、AR(拡張現実)で観戦する世界初のエアレース「AIR RACE X - SHIBUYA DIGITAL ROUND」を10月15日に渋谷で開催すると発表した。
エアレースとは、飛行機を用いて飛行技術や機体性能、スピードを競い合うモータースポーツ。最高速度370km/h、最大負荷10Gにおよぶ過酷な空中タイムトライアルの連続でイベントが構成され、「空のF1」とも形容されているという。
AIR RACE Xは、実際のフライトと最新のデジタル技術を融合させた、新たなレースフォーマットを採用。これまでにない革新的な競技形式と、観戦スタイルを確立させた次世代モータースポーツになるという。
パイロットは、実際に世界各地の拠点でフライトを実施し、リモート形式でタイムを競う。観客は、遠く離れたパイロットたちのフライトをAR(拡張現実)技術によって間近で観戦可能。
同形式は「デジタルラウンド」と呼ばれ、6日間にわたって行われる予選と、1日で行われる決勝トーナメントで構成されている。
今回開催する同レースでは、日本の室屋義秀選手、オーストラリアのマット・ホール選手、カナダのピート・マクロード選手など、計8名のエアレースパイロットが参戦。
日本のカルチャーの発信地「渋谷」を舞台に、デジタルラウンドの決勝戦を開催し、Psychic VR Labが提供するリアルメタバースプラットフォーム「STYLY」を利用して、AR観戦が行えるという。
なお、パブリックビューイング会場を設置する予定で、詳細については近日発表予定。また、16時から、AIR RACE X 渋谷 特設サイトで中継番組を配信する予定となっている。
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