ビズリーチ、「GPTモデルのレジュメ自動作成機能」を開発--質の高いマッチング機会を最大化

　ビズリーチは7月6日、同社が運営する転職サイト「ビズリーチ」において、新機能「GPTモデルのレジュメ自動作成機能」を開発したと発表した。現在は、アプリ版（iOS版）のみの提供となる。

　同機能により、職務経歴書の内容を効率的に充実化でき、ビジネスパーソンと企業の質の高いマッチング機会の最大化を実現できるという。

　同社によると、キャリアを主体的に考えるビジネスパーソンが小さな負荷で、簡単に、最適な内容の職務経歴書を完成できるように同機能を開発。

　OpenAIの提供するGPTモデルを活用しており、「ビズリーチ」に登録後、簡単な質問（職種、ポジション、業務のミッション、業務領域）に回答するだけで、業務内容を自動でスピーディーに作成できるという。

　なお、「ビズリーチ」がこれまで蓄積してきたノウハウとデータを生かした独自のロジックで構成されている。

　また、キーワード入力の際も、「ビズリーチ」上に蓄積された膨大なデータを基に会員に合った入力内容を推薦。会員が推薦されたキーワードについて、選択あるいは、入力するだけで、スカウト送信の判断が行いやすいように、内容が整理された業務内容になっているという。

　同機能の性能については、マッチング理論の第一人者である東京大学大学院経済学研究科教授兼東京大学マーケットデザインセンター（UTMD）センター長の小島武仁氏および、UTMDチームとの共同研究により検証。

　同機能を利用して職務経歴書を作成すると、使用しなかった場合よりも質の高い職務経歴書を作成でき、スカウト受信数も増加したという。

　同社は今後、データとテクノロジーの活用によるサービスの向上を図り、ビジネスパーソンのキャリアにおける選択肢と可能性拡大を目指す。