Twitterの代替候補とされる「Bluesky」が、初の有料サービスを開始した。Blueskyで使う独自のドメイン名の設定を支援するものだ。Blueskyは米国時間7月5日、ドメイン登録事業者Namecheapとの提携により、簡単にドメインを購入し管理できるようにしたと発表した。
Blueskyユーザーは以前から、同社のAT Protocolによって、カスタムドメインを設定して自分のハンドルネームとして使うことができる。しかしそれには、ドメイン登録事業者とDNS設定に関するいくらかの知識が必要だ。
このプロセスを簡素化していくらかの収益を得ることを目的としたBlueskyの新サービスでは、カスタムドメインの設定を数分で完了できるという。同社はNamecheapについて、権限のないドメイン移管の防止とドメイン名の保護で定評があるとしている。
既に1万3000人を超えるユーザーが、保有する既存ドメインをハンドルネームに利用するか、Blueskyで利用するために新しいドメインを購入したという。そのメリットは、自分のアイデンティティー(身元)をカスタマイズして証明し、それを既存のウェブサイトに紐づけられることだ。同社は例として、米上院議員らがBlueskyでsenate.govというドメインを使い、本人であることを証明していることを挙げた。あるサードパーティー開発者は、Blueskyのプロフィールにひも付いたドメインを訪れると知らせてくれるブラウザー拡張機能を開発している。
Blueskyでカスタムドメイン名を作成することには、いくつかのメリットがある。Blueskyアプリの中で直接、ドメインを検索して購入でき、それをユーザー名として適用できる。プライバシー保護のため、Blueskyはユーザーの個人情報を、検索可能な公開データベースであるWHOISディレクトリに登録しない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」