Amazon.comは、Rivian Automotiveと共同開発した配達用の電気自動車(EV)を、欧州にも導入すると発表した。数週間後にドイツで運用を始める。
この配達用EVは、Amazon.comが資金提供しているEVスタートアップのRivianと共同開発したもの。欧州で運用するにあたり、米国で使用しているものより長さが短く、幅が狭い車両にしたという。ドイツでは、まず300台強の配達用EVをミュンヘン、ベルリン、デュッセルドルフの各地域で使う。
ドイツで配達用EVバンを使用開始(出典:Amazon.de/YouTube)
Amazon.comは、2040年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標「Climate Pledge」を掲げている。この目標達成を目指し、2030年までに全世界で10万台の配達用バンをRivian製EV化する計画。
欧州でも荷物配送網の電動化と脱炭素化を推進するため、今後5年間で10億ユーロ(約1571億円)投資する計画も発表した。ロンドンやミュンヘン、パリといった都市部では、20カ所以上のマイクロモビリティ配達拠点を設け、電動カーゴバイクや徒歩での配達にも取り組んでいる。
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