Microsoftは、「Windows Copilot」と呼ばれるツールで、人工知能(AI)チャットインターフェースをまさしく最も重要なソフトウェア製品に組み込み始めた。Windows Copilotは、文書の要約や楽曲のサジェスト、PCの技術サポート提供、検索エンジンやAIチャットボットで尋ねるような質問への回答といったタスクに対応する。
Microsoftのこの最新AIツールは、プレビュー版「Windows」のタスクバーに、輪になった青いリボンのようなアイコンで表示される。このアイコンをクリックすると、チャットインターフェースのサイドバーが開く。利用するには、そこに質問や「ダークモードを有効にする」といったプロンプトを入力してボタンをクリックすればいい。Microsoftのコーポレートバイスプレジデント兼コンシューマー事業担当最高マーケティング責任者Yusuf Mehdi氏は5月下旬に、この機能のテストを6月に開始すると述べていた。
そして同社は米国時間6月29日、「Windows Insider Program」のテスターを対象に、Windows Copilotを「いち早く公開」した。プレビューでは、同社が「統合型UI体験」と呼ぶものに重点が置かれているが、今後のプレビュー版にはさらに多くの機能が搭載されると同社は約束した。
Windows Copilotは、MicrosoftによるAI技術採用において大きな新しい一歩だ。同社はすでに、検索エンジン「Bing」とウェブブラウザー「Edge」にAIを組み込んでいるが、両製品に比べるとWindowsのユーザーははるかに多く、1日当たりの利用時間もずっと長い。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSatya Nadella氏は、5月に開催された開発者会議「Microsoft Build」で、「われわれはWindowsという最大のキャンバスにCopilotを組み込む」と述べた。さらに、AIチャットインターフェースの登場は、コンピューティングの進歩にとってインターネットや「iPhone」の登場といった他の大きな節目と同じように重要だとも語った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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