韓国のWrtn Technologies(リートンテクノロジーズ)は6月20日、シリーズAで15億円の資金調達を完了したと発表した。
同社は、2022年10月に正式リリースした対話型生成AIサービス「リートン」を提供する韓国のスタートアップ。公開4カ月でアクティブユーザー数(MAU)10万人を超え、ユーザーが生成した単語の数は20億件を超えたという。
「GPT-4」と「Naver HyperCLOVA」に加えて独自の言語モデルを基盤としたAIポータルサービス「リートン2.0」を運営しており、韓国初となるAIプラグインプラットフォームを実装。外部のさまざまなサービスと連携して提供するとともに、ウェブ版のほかデスクトップやモバイルアプリもリリースしている。
今回、既存株主のキャップストーンパートナーズをリード投資家として、新たにZ Venture Capital(ZVC)、Woori Venture Partners、KDB産業銀行、ハナ銀行、ハナ証券、KB証券などを引受先とした第三者割当増資により資金調達を実施した。
LINEやヤフーなどを子会社として持つZホールディングスの企業主導型ベンチャーキャピタル(CVC)であるZVCの参加により、2023年4月から正式にローンチしているリートンを始めとする生成AIサービスの日本事業に、さらに弾みがつくと期待しているという。
韓国初のプロンプトエンジニアを公募したように、今回の資金調達でさらに積極的に優秀な人材を採用し、サービスの高度化を図る。日本のパートナーシップも強化し、韓国同様に優秀な人材を採用するとしている。
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