ライブストリーミングサービスを手掛けるTwitchは、多くのユーザーを混乱させる動きに出てからほどなくして、罪ほろぼしをするかのように、同社のストリーマーが収入を増やせるよう支援する新たなプログラムを発表した。しかしこのプログラムは、同社が主張するほど大きな影響をもたらさないかもしれない。
現時点において、Twitchのストリーマーの大半は、ストリーミングから得られる純収益を50対50の割合で受け取るようになっている。つまり、半分はクリエイターが、残る半分は同プラットフォームが手にしている。しかし、10月から開始される新たな「パートナープラス」プログラムでは、3カ月間連続して少なくとも350の定期購入サブスクを獲得しているストリーマーは、年間10万ドル(約1400万円)を上限として70対30の割合で純収益配分(定期購入サブスクとサブスクギフトの収益)を受け取れるようになる。
3カ月という条件をクリアし、純収益配分が70%になると、ストリーマーが獲得しているサブスク数が350以上であるかどうかにかかわらず、その割合は12カ月間有効となる。
しかし、ストリーミングのデータ分析を手掛けるStreams Chartsによると、現在Twitchでアクティブなストリーマー4万2000人のうち、350の定期購入サブスク獲得という条件を満たしているのは1000人に過ぎない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス