サムスンが展開するスマートウォッチ「Galaxy Watch」のユーザーは、まもなく搭載予定の新機能を使って、自分の健康状態をさらに詳しく調べられるようになる。
サムスンは現地時間6月14日、5月に米食品医薬品局 (FDA)の認可を受けたばかりの「Irregular Heart Rhythm Notification」(IHRN:不規則な心拍リズム通知)機能を13の国と地域で、Galaxy Watch向けに展開予定の新しいソフトウェア「One UI 5 Watch」の一部として今夏中に提供開始すると発表した。Galaxy Watchの最新モデルに搭載された後、旧バージョンにも拡大される予定だ。日本は対象に含まれていない。
サムスンによると、この不規則な心拍リズムを検知する機能は、有効にするとバックグラウンドで常時稼働し、「Health Monitor」アプリの心電図測定機能と連携して、心房細動の可能性を示唆する異常な心拍リズムを分析、検知するという。
異常な心拍リズムが検知されると、「心拍リズムが異常なので、さらなる分析のために心電図検査を受けるべきだ」とのメッセージが装着者に送られる。心電図もGalaxy Watchを使って測定可能だ。
なぜ心拍リズムがこれほど重要視されるかというと、心房細動は主な心臓病の初期症状とみなされているからだ。米疾病予防管理センター(CDC)によると、心臓病は米国の成人の死因で第1位となっている。また、心房細動は一般に自覚症状がなく、ほとんどの人は問題に気付かないという事情もある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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