シャープは6月15日、ウェアラブルネックスピーカー「AQUOS サウンドパートナー」に「ながら派」向け「AN-SS3」(想定税込価格:1万9800円)と「没入派」向け「AN-SX8」(同:3万9600円)の2つの新モデルを発表した。視聴スタイルの変化に合わせ、音楽と環境音を同時に聞く体験を提供する。いずれも発売は7月22日。
AQUOS サウンドパートナーは、首にかけて使うネックスピーカーとして2018年に登場。ながら派向けのSSシリーズと、没入派向けのSXシリーズの2ラインアップで展開してきた。
新たに登場するAN-SS3は、ながら派向けの最新モデル。オンライン会議での使用も考慮し、人の声に特化したメインマイクと、周囲の音を聞き取るサブマイクの2つを装備し、クリアな音声送信をサポート。ワンタッチで操作ができるマイクミュートボタンも設け、ミュート状態をガイダンスで知らせるなど、使いやすさを追求する。
テレビとの親和性も重視し、ニュースやドラマなど、人の声がくっきりと聞こえるよう、耳あな型補聴器「メディカルリスニングプラグ」で培った音調技術を投入。複数のサウンドパートナーを同時接続できる「ブロードキャスト」機能も設け、家族全員でテレビ視聴時に活用可能だ。
送信機はUSBメモリのような小型ボディで、本体とはペアリング済みの状態で出荷されるとのこと。テレビの配線を邪魔せず使用できる。
AN-SX8はバイノーラルを用いた立体音響技術「OPSODIS(オプソーディス)」と「ドルビーアトモス」の2つの立体音響再生技術を搭載し、「身にまとうパーソナルシアター」をテーマにした没入派向けモデル。OPSODISは鹿島建設とサウサンプトン大学が共同開発した立体音響技術で、地上デジタル放送などの音声を立体音響化して楽しめる。
本体には、「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」を搭載し、重低音に合わせて蛇腹形状のユニットが振動を作り出すことで、臨場感を再現。振動ユニットの内部にはバスレフダクトを備え、低音を増幅し、重低音を作り出す。
送信機は、MPEG-4 AAC22.2ch音声入力に対応し、HDMI、光デジタル、アナログ、USB Type-C端子を搭載する。
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