ぐるなびは6月14日、モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」において、OpenAIの生成AI「ChatGPT」を活用したAIチャットボットの実証実験を開始したと発表した。
ChatGPTを活用して、ぐるなびFineOrderの注文画面にAIによるチャットボットを実装。たとえば「金曜日なので思いっきり食べたいな」といったユーザーが入力した質問に対し、おすすめメニューなどを案内するコンシェルジュ機能となる。
同社直営の実験店舗において、6月26日まで実証実験を実施する。同実証実験終了後には、複数の加盟飲食チェーンにて、テスト導入予定。
ぐるなびFineOrderは、2021年7月のサービスリリース以降、人手不足が深刻化する外食業界において、DXによる業務効率化を支援してきた。
今回、モバイルオーダーとしての新たな価値提供に向けて、世界的に注目が集まるAI技術を活用。店舗利用者の利便性を向上させ、飲食店の省人化、省力化を推進していく。
今後は、コンシェルジュ機能に加え、注文だけでなく、ソムリエのようなプロが持つ商品知識を学び、通常の会話も楽しめるような空間提供を行える社会インフラとしても研究も進めるという。
また、モバイルオーダーだけでなく、飲食店の検索や予約をはじめ、店舗オリジナルのキャラクターとAIを掛け合わせた店舗の世界観に合わせたブランディングなどの研究開発も積極的に実施。新たな技術がもたらす価値を、飲食店とともに実証し発信していくとしている。
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