ぐるなびは11月15日、東京・秋葉原の飲食店を対象とした、「飲食店LIVEカメラ」を活用する実証実験「AKIBAのアキバ」を開始したと発表した。
同実験は、東京都が推進する「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」の一環としてして実施するものとなる。
同社は、凸版印刷とオプティムの2社と協力し、『都内飲食店における「混雑・予約データ」等の活用による自動集客化サービスへの取組』と題したプロジェクトを7月6日より開始している。
AKIBAのアキバは、秋葉原の飲食店を対象とした同プロジェクトの実証実験だ。
同実験では、同社がオプティムの「OPTiM AI Camera」を使って飲食店の混雑状況をリアルタイムに発信する飲食店LIVEカメラや、凸版印刷が提供する施設の混雑状況を表示するサービス「nomachi」を活用している。
なお、飲食店LIVEカメラは、飲食店に設置されたカメラにより店内の様子を撮影し、その画像をAIが解析して自動判別で人物を匿名化。匿名化した画像を飲食店LIVEカメラの特設サイト上に1分おきに更新して表示することで、混雑状況をリアルタイムに発信するサービスとなる。
カメラやセンサーによる混雑状況と、予約台帳システム「ぐるなび台帳」などによる予約情報をかけ合わせ、飲食店の空席状況を把握。AKIBAのアキバ特設サイトなどで飲食店の店内情報をリアルタイムに発信していくという。
さらに、集客に役立てるため空席時のみ発行可能な「ライブクーポン」機能や、予約リクエストを送信し15分間希望人数分の席を押さえられる「席キープ」機能を搭載する。
今後は、秋葉原エリアのサイネージなどを活用して認知拡大に努め、2022年1月下旬まで本実証実験を行う予定。
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