ぐるなびは8月4日、AIカメラで飲食店の店内状況を可視化し、リアルタイムに発信するサービス「ひろしま飲食店店内カメラ」を、広島市流川・薬研堀・八丁堀・紙屋町の全飲食店を対象に本格リリースした。
同サービスでは、飲食店にカメラを設置し店内の様子を撮影し、撮影した画像をAIが解析して自動で人物を匿名化。匿名化した画像は、1分おきに特設サイトで公開される。
また、特設サイトでは画像が地図上に表示されるため、今いる場所から近いエリアで混雑を避けた店舗選びが可能となる。
同サービスは、同社が広島県生活衛生同業組合連合会から受託し、広島観光連盟の「デジタル技術等を活用した観光地スマート化推進事業」の一環として実施するもので、2021年7月12日より、広島市流川・薬研堀・八丁堀・紙屋町の一部飲食店にて、先行リリースしていた。
同社が2021年6月にぐるなび会員を対象に実施した調査では、外食してもよいと思う条件について、「隣席との間隔や店内のスペースが広く、ゆったりしているお店」が80.5%、次いで「来店客が少ないお店」が71.8%という結果になっていた。
このような背景から、飲食店の店内状況を画像で可視化し、リアルタイムに発信することで、飲食店への送客につなげたい考え。
同サービスの対象店舗については、ぐるなび店舗ページへの掲出も予定する。さらに、同サービスのリリースに合わせて、「席キープ」機能を新たに搭載する。
同機能は、店内状況をもとに行きたい店舗を決定後、予約リクエストを送信できるようになるというもので、席の確保ができた場合は、15分間の席キープが可能となる。
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