生成系人工知能(AI)に新たな用途がまた1つ登場しそうだ。各国の企業がワークフローにAIツールを活用する方法を模索する中、Amazonは、すでに物議を醸していた分野である商品のカスタマーレビューに生成AIを試験導入している。
CNBCの報道によると、Amazonはこの機能をテストしていることと、自社の全事業分野にわたり生成AIに多額の投資をしていることを認めたという。
玩具からハイテク機器まで、AIが生成したレビューの要約が掲載されている商品の数はかなり多い。Amazonの米国向けウェブサイトに掲載された「Apple Watch」のレビューもAIによって要約されている。
Apple Watchのレビューの要約にはこう書かれている。「複数のカスタマーは、優れた品質や、素晴らしい製品、素敵な外観、直感的なデザイン、『iPhone』との容易なペアリング、利便性、フィットネスと健康のトラッキングにおける精度、高品質な機能を評価している。一方で、充電機能や、充電器がないこと、接続の問題、バッテリー寿命に関してネガティブな体験をしたカスタマーもいる」
こうしたAIが生成したレビューは偽のレビューや怪しい小売業者に対処するものではないため、商品を購入する前に調べた方がいいという点は変わらない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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