活況を呈する生成系人工知能(AI)の市場には、ほぼすべての大手IT企業が参入を試みており、Amazonが参入を決めるのも時間の問題だった。
Amazonが掲載し、Bloombergが報じた新たな求人情報によると、同社は「インタラクティブな会話体験を伴う『Amazon Search』の再構築」に取り組むシニアソフトウェア開発エンジニアをはじめとする、数種の役職で募集している。
そのような体験は、顧客が購入の意思決定をするのを支援することを意図したものだ。例えば上級アプライドサイエンティストの求人では、新しいAmazon SearchがAIを使って、顧客に対し、商品に関する質問に回答したり、商品を比較、提案したりする構想が示されている。
検索に対応するAIチャットボットが商業目的に利用される例は、これまでにもあった。
「Bing」に独自のAIチャットボットを搭載し、AI競争で躍進したMicrosoftは3月下旬、チャットボットの回答の中に広告や商品提案を含める計画を発表した。
一方Googleは、5月に開催した「Google I/O」で、自社の検索エンジンをAIで強化する計画を明らかにした。生成AIを検索に応用するこの技術は「Search Generative Experience」(SGE)と名付けられ、ユーザーがより良い情報に基づいた購買決定を行えるよう支援する機能も備えるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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