Appleは米国時間6月5日に「Worldwide Developers Conference」(WWDC)で基調講演を行い、新しい「iOS」の素晴らしい機能ラインアップを発表した。同社は、大きな期待を集めている複合現実(MR)ヘッドセット「Apple Vision Pro」も発表した。
AppleファンはVision Proを何年もの間待ち望んできたので、同ヘッドセットは大いに話題を集めた。しかし、Vision Proは、3499ドル(約49万円)というその高い価格にも注目が集まった。
AppleのアナリストであるBloombergのMark Gurman記者は、AppleがVision Proの販売を促進するために同製品の廉価版を準備しているとし、Vision Proという名称だけを見ても、より手頃な価格のバージョンが開発中であることがうかがえると述べている。
Vision Proの廉価版は「Apple Vision」または「Apple Vision One」という名称になる可能性があるという。「One」が付くとすれば、Apple製品としては新しい修飾子になる。
AppleがVision Proをどれだけ安くできるかは分からない。なぜなら、現在の3499ドルという価格は、同ヘッドセットの製造コストとほぼ同じだからだ。しかし、同ヘッドセットのスピーカーをなくし、音声には「AirPods」を使用してもらうことでコストを削減する可能性があると同氏は考えている。
また、同社がより手頃な価格を実現するために、Vision Proの画質を落としたり、3Dカメラをなくしたりする可能性もあるとしている。しかし、どの機能をダウングレードしたり取り除いたりしても、数百ドル程度のコスト削減にしかならないという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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