不安視されていたNetflixのパスワード共有対策が米国時間5月23日に米国でも始まったが、驚くべきことに、導入直後の数字は同社にとって悪いものではない。それどころか順調で、実に良い数字だ。
ソーシャルメディアを見る限り、ユーザーは総じて「パスワードを使い回せないなら、もう見ない」と感じているように思われた。だが、導入後の数字は、人々が口にする以上にNetflixを必要としているかもしれないことを示している。
同社が米国でパスワード共有対策を開始した後の4日間は、この4年半で最も多くの顧客獲得につながった。特に26日と27日における新規登録は1日当たりおよそ10万件に及んだ。これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるロックダウン中を上回るほどだった。
Netflixは当初、料金を支払っていないユーザーも番組を視聴してプラットフォームを成長させているという事実に満足し、パスワード共有に対して基本的に目をつぶってきた。だが、無料で視聴する家庭が同社の推定で1億世帯以上に膨れ上がったことから、同社はその失われた収益の一部を追求する決断をした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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