自動運転技術を開発する米TuSimple Holdingsの日本法人TuSimple Japanは、東名高速道路で自動運転トラックの走行試験を2023年1月に開始した(TuSimple Holdings、TuSimple Japan)。自動運転走行のようすは、YouTubeで公開している。
TuSimpleは、2015年に創業し、SAEレベル4自動運転対応の大型トラックを開発してきた。試験走行や商業走行の累積走行距離は、2023年3月時点で1600万kmを超えた。
東名高速でのレベル4試験走行を受け、TuSimpleは日本市場へ本格参入する。今後、2023年内に東京と名古屋間で自動運転トラックの走行実証実験を行う予定。2024年からは、完全無人自動運転トラック走行実証実験、東京の物流センターから名古屋の物流センターまでの自動運転トラック実証実験、東京と大阪間での自動運転トラック走行実証実験へ進めていく。
日本政府は、2024年に新東名高速道路の一部区間で自動運転車専用の走行車線を設ける計画だそうだ。2026年には、レベル4自動運転トラックの商用運行を許可するという。
東名高速での実証実験(出典:TuSimple Japan/YouTube)
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