世界の乗用EV販売、2023年第1四半期は価格競争効果で32%増--1位BYD、2位Tesla、3位VW

 Counterpoint Technology Market Researchは、世界の乗用電気自動車(EV)市場に関する調査結果を発表した。2023年第1四半期におけるバッテリーEV(BEV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売台数は、前年同期に比べ32%増。増加の要因は、EVメーカー間の価格競争だという。

 同四半期に販売された乗用車全体のうち、7台に1台がEV。EVの内訳は、73%がBEV、残りがPHEV。なお、ハイブリッド車(HEV)と燃料電池車(FCV)は、EVに含めていない。

 地域別のトップは、世界全体の56%を獲得した中国で、前年同期比29%増だった。2位は同77%増と大きく伸びた米国。3位は、米国に抜かれたドイツ。

 自動車グループ別では、販売台数ベースのシェア21.10%のBYDが1位、16.01%のTeslaが2位。上位10グループが48ブランドを展開し、市場全体の4分の3を占めた。

 販売台数ベースのグループ別シェアは以下のとおり。

  • 1位:BYD(21.10%)
  • 2位:Tesla(16.01%)
  • 3位:Volkswagen(VW)(6.88%)
  • 4位:Geely Auto(吉利汽車)(5.86%)
  • 5位:General Motors(GM)(4.71%)
  • 6位:Mercedes-Benz(4.28%)
  • 7位:BMW(4.16%)
  • 8位:Stellantis(3.97%)
  • 9位:Hyundai Motor(ヒョンデ)(3.96%)
  • 10位:Renault(3.82%)
販売台数ベースのグループ別シェア(出典:Counterpoint)
販売台数ベースのグループ別シェア(出典:Counterpoint)

 車種別では、上位10車種で全販売台数の37%を占めた。1位は「Tesla Model Y」が初めて獲得。2位は「Tesla Model 3」、3位は「BYD Song」。

販売台数ベースの上位10車種(出典:Counterpoint)
販売台数ベースの上位10車種(出典:Counterpoint)

 今後については、2023年の総販売台数が1450万台を超えると見込む。

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