IDCは、世界の電気自動車(EV)市場に関する調査結果を発表した。2022年の販売台数は1100万台弱で、全体に対する割合は14%だったという。
地域別にみると、中国が圧倒的に多く全体の63.6%を占めた。これに欧州の24.0%、米国の9.2%が続き、その他地域は3.2%。中国の販売台数は700万台弱で、EV率は32.3%。
メーカー別では、BYD、Tesla、SAIC-GM Wuling Automobileの上位3社の市場シェアが36.11%あった。中国市場に限ると、BYD、SAIC、Teslaの合計シェアは53%になる。中国市場の上位10社のうち、3位に入ったシェア10.3%のTesla以外、すべて中国系メーカーだった。
今後については、引き続き中国と欧州、北米でメーカーの激しい競争が繰り広げられる一方、これら市場では収益も得やすいと見込む。また、発展途上国のなかにも、タイやフィリピン、インドネシアといった有望な市場があるとした。
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