Appleは6月6日、高速性を求めるMacユーザー向けに新たな「M2 Ultra」チップを発表した。2つの「M2 Max」チップを組み合わせたもので、「Mac Studio」と「Mac Pro」の新モデルに搭載されている。
Mac Studioは2022年に「M1 Max」と「M1 Ultra」搭載モデルが発売されており、今回はM2 MaxとM2 Ultra搭載モデルが発表された。より拡張性の高いタワー型の新型Mac ProはM2 Ultra搭載モデルのみとなっている。
M2 UltraはM1 Ultraと比べて20%高速なCPU、30%高速なGPU、最大40%高速なNeural Engineを搭載する。
このトップエンドプロセッサーにより、Appleはおよそ2年にわたるIntel製プロセッサーからの移行を完了した。ハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのJohn Ternus氏は開発者会議WWDCでの発表の中で、「これでAppleシリコンへの移行が完了します」と述べた。また新型のMac StudioとMac Proについて、「Windows PCユーザーにとってはMacに変える最高のタイミングです」と語った。
なお、新しいMac StudioとMac Proは同日より予約注文を開始。6月13日よりApple StoreとApple製品取扱店での販売を開始する。Mac Studioは29万8800円(税込)から、学生・教職員価格では26万8800円(税込)から。
Mac Proはタワー型とラックマウントの2種類の筐体から選択可能で、Mac Pro(タワー型筐体)は104万8800円(税込)から、学生・教職員価格では98万8800円(税込)から。Mac Pro(ラック型筐体)は109万8800円(税込)から、学生・教職員価格では102万5800円(税込)から提供する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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