Appleが米国時間6月5日から開催する年次開発者会議WWDCで予定しているとみられる発表によって、仮想現実(VR)ヘッドセットに再び注目が集まる可能性がある。
「Reality Pro」という名称になるとうわさされている拡張現実(AR)/VRヘッドセットは、ここ数十年とまではいかないが、ここ数年で最も革新的なApple製品と考えられており、WWDCでは多数の目が向けられることになるだろう。
同ヘッドセットの仕様やユースケース、用途はまだほぼ不明だが、このような製品ではいつもそうであるように、1つだけ確かなことがある。それは、特定の健康問題を抱えるユーザーに対する安全上の警告が添えられることだ。
WWDCで予想される発表内容について、情報を小出しに投下しているBloombergのMark Gurman記者は2日、Appleは特定の健康状態にある潜在顧客に対し、この新しいヘッドセットの購入または使用を控えるよう通知することを検討しているとツイートした。
If you’re prone to inner ear infections, have ADHD/ADD, anxiety disorders, a pacemaker, epilepsy, blackouts/seizures or are pregnant, you may be warned against using the headset. In addition to Meniere's disease, past traumatic brain injuries, post-concussion syndrome, migraines. https://t.co/fuasZ1Cy8F
— Mark Gurman (@markgurman) June 2, 2023
対象となる健康状態は、以下のとおり。
Appleがここ数年でアクセシビリティー機能に力を入れていることを考えると、これらの健康状態に配慮する同社の動きには十分な根拠がある。また、VR関連の製品に関しては、このような警告はかなり一般的だ。Metaも自社の「Quest」ヘッドセットに同様の警告を添えている。
結局のところ、高解像度ディスプレイを目から数インチのところに配置して、空間認識をほとんどあるいはまったく持たずに動き回るのだ。これは、おそらく3000ドル(約42万円)もするにもかかわらず、Appleの次なる目玉製品に引き付けられずにはいられないであろう、子供や10代の若者に対しては、特に重要なことだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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