人工知能(AI)は、小論文の執筆からビジネスの運営まで、あらゆることをやってくれる。だが、自然災害のリスクを減らすのにも役立っていることをご存知だろうか。
Googleは、AIを活用した洪水予測プラットフォーム「FloodHub」を2022年11月に発表し、世界20カ国で運用していた。
このプラットフォームは、同社のAI洪水追跡テクノロジーを利用し、そのデータに基づいて、洪水が発生しそうな地域と時期をインタラクティブな世界地図に表示するというものだ。
Googleは米国時間5月22日、このFloodHubにアフリカ、アジア太平洋地域、欧州、中南米の60カ国を新たに加え、対象を世界80カ国に拡大した。
また、もう1つの重要なアップグレードとして、予測できる期間を最大7日前からとした。リリース当初は2日前からだったため、大きな進化だ。
同社は、世界中の4億6000万人に予測を提供できるようになると述べている。
さらに2023年内には、Google検索と「Googleマップ」でも洪水予測アラートが表示されるようにし、被災する可能性がある人々に重要な情報を届けられるようにする計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス