東急歌舞伎町タワーの警備に画像解析技術を活用--画像×警備オペレーションで安全性向上へ

 東急セキュリティは5月10日、新宿歌舞伎町に開業した「東急歌舞伎町タワー」の警備業務に、画像解析技術を駆使した警備オペレーションサービス「TS-Zero(ティーエスゼロ)」を活用していると発表した。

 TS-Zeroは、東急セキュリティが提供するクラウド録画式防犯カメラやAI画像解析技術と、警備オペレーションを組み合わせたサービス。東急歌舞伎町タワーの施設内では、警備オペレーションと連動させる画像解析システムとして、アジラのAI警備システム「アジラ」を採用している。

 アジラは既存のカメラをAI化し、転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動などの異常行動や、千鳥足、ふらつき、違和感行動などの不審行動を検出したときのみ、瞬時に映像を通知できるAI警備システムなどを提供。施設内で顧客トラブルや異常を検知した際は、行動認識AIの警備システムが防災センターの東急セキュリティ警備隊に映像とともに通知し、状況に応じ警備員が急行、巡回を強化する。これにより、映像を監視する警備員の業務を軽減し、見逃しや見落しをなくせるという。

東急歌舞伎町タワーにおける『TS-Zero(TM)』オペレーションイメージ
東急歌舞伎町タワーにおける『TS-Zero(TM)』オペレーションイメージ

 TS-Zeroの活用は、東急セキュリティが常駐警備を行っている施設において初の導入となる。防犯カメラの活用幅を広げ、安全性の向上、警備品質の高度化、業務効率化を実現し、施設のさらなる安全対策に役立てていくという。

東急歌舞伎町タワー (C)TOKYU KABUKICHO TOWER
東急歌舞伎町タワー (C)TOKYU KABUKICHO TOWER

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