ランサーズ、個人が新しい働き方を実証実験する「研究員制度」の第3期を開始

 ランサーズは4月28日、フリーランスコミュニティ「新しい働き方LAB」において、個人が新しい働き方を実証実験する「第3期研究員制度」を実施すると発表した。

 実施に伴い、3期生となる研究員メンバーの募集を開始する。これからの時代に必要な多様な働き方や、ウェルビーイングな生き方を研究する。

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 研究員制度では、「実験」をコンセプトに、個人やチーム単位で「新しい働き方」を研究、発信する。研究方法は、自分が研究してみたい働き方を自由に企画できる「自主企画」と、企業が指定したお題に参画する「指定企画」の2種類が用意される。

 選出された研究員は、数カ月間の実証実験を行い、報告書で成果を発表。活動期間終了後は、「新しい働き方AWARD」と題する表彰式を開催するという。

 第3期の実験プロジェクトでは、近年注目が高まっている「ウェルビーイング」をテーマにした指定企画が多数用意される。例えば、レノボ・ジャパンの指定企画では、『スマートグラスで「働く」のウェルビーイングは高まるのか』を実験テーマとして、レノボ・ジャパン製のスマートグラス(製品未定)を使用し、最大30人の研究員で実証実験を行う予定だ。

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 研究員制度は、第1期と第2期合わせて、合計約1900件の応募があったという。約500人以上が選出され、各研究テーマに沿って実証実験を実施した。

 2期生活動後に参加者を対象にしたアンケートでは、「人生が変わった! 非常に大きな変化があった」(33.6%)、「それなりに大きな変化があった」(39.3%)、「まあまあ変化した」(21.3%)の合計が94.2%。9割以上が研究員制度を通じた変化を感じる結果となった。

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 学習意欲は、「とても増えた・上がった」(47.5%)、「少し増えた・上がった」(42.6%)となり、90.1%の人が研究員制度を利用して変化を実感している。

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 仕事に対するモチベーションも、「とても増えた・上がった」が45.1%、「少し増えた・上がった」が34.4%で、79.5%の人が変化を感じている。

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 第2期では、指定企画のひとつとして、福岡市能古島にて「離島DX!フリーランスチームの力で、小さな離島を変革できるか?」をテーマに実証実験を実施。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、年々減少する来島人口という課題に対し、約50人のフリーランスがブランディングやイベントを実施。島の魅力を再発信することで関係人口の創出や販路拡大に挑戦した。

 結果として、島内の宿泊施設の予約数は2021年と比較して312%まで増加した月もあったという。閑散期における稼働率を2倍にする見通しが付いたとしている。

 また、働く個人がワーケーションを体験するイベントでは、若年層の来島のきっかけ作りや、地域経済への波及効果を生み出すことに成功したという。

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