アメリカンフットボールのファンが待ち焦がれていた2023年のNFLドラフトが、米国時間4月27~29日にかけて開催されている。多くの人が仕事の後、飲み物やチキンウィング、お気に入りのディップを手にして中継に見入るだろう。自分の好きなフリーエージェントや大学生選手が指名のチャンスをつかんでコミッショナーと握手する姿を見守りつつ、ドラフトの仕組みに注目してみよう。
NFLは毎年、32チームがレギュラーシーズンを戦い、最下位のチームが最初に指名し、1位のチームが最後に指名する。
従来は、スカウト、コーチ、ゼネラルマネージャー、チームオーナーが、複数のデータベースやデバイスに保存されているレポートやデータセットを解析し、大学生選手、フリーエージェント、ルーキーミニキャンプの選手に関する分析レポートを作成していた。
しかし今では、適切な時に適切な選手を見つけるため、シアトル・シーホークスなどのチームは選手のデータを解析する従来の方法を捨て、Amazon Web Services(AWS)の機能を利用した未来のドラフト手法に移行しようとしている。
チームはデータセットを解析後、ドラフト指名する選手の候補を決定する。しかし、ドラフト期間中は時間に追われ、指名したい選手を決めるための時間は限られている。
最適なドラフト指名をするためには、チームがまとめたプレイヤーデータは正確でなくてはならない。正しい選択がチームを勝利に導くのだ。
シアトル・シーホークスで調査と分析を統括するPatrick Ward氏はAmazonのプレスリリースの中で、「私たちはAWSによって、全ての選手についてモデルを実行し、際立つ選手を特定したり、小規模な学校やプログラムでプレーしていたために他の選手と同じように評価されていない選手を迎え入れたりできる」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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