2nm以下の先端ロジック半導体の量産化をめざすRapidusは4月25日、北海道千歳市で最先端半導体工場の建設準備を開始したと発表した。
新工場では2nmノード技術開発を行い、国内における短TATパイロットラインの構築と、テストチップによる実証を実施する。研究期間終了後は、その成果をもとに先端ロジックファウンドリとして事業化を⽬指す。
新工場の建設は、経済産業省および新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)から、2023年度の事業計画と予算が承認されたことに伴うもの。
また、Rapidusは4月から、世界最先端の半導体研究拠点の1つである米国ニューヨーク州の「Albany Nanotech Complex」に研究員を派遣し、IBMとの協働による研究開発にも着手している。
Rapidusは2022年8月10日、先端半導体の国産化を目的に、キオクシア、ソニー、ソフトバンク、デンソー、トヨタ自動車、NEC、NTTなど主要8社による出資を受けて設立した。経済産業省が推進する「次世代半導体の設計・製造基盤確立に向けた取組」の実行部隊との位置づけで、2020年代後半までに2nm以下の最先端LSIファウンドリの国内での実現を目指している
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