LIFULLは4月24日、グループ会社であるLIFULL ArchiTech、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンとともに、トルコ・シリア大地震の被災地に「インスタントハウス」を設置した。断熱性、耐久性を持つ避難所の簡易住宅に活用する。
インスタントハウスは、2011年3月、東日本大震災での被災地支援をきっかけに名古屋工業大学大学院 教授の北川啓介氏の研究をもとに、LIFULLと名古屋工業大学大学院による産学連携協定にて開発した新しい構築物。テントシートを空気で膨らませ、内側から断熱材に使用されている硬質発砲ウレタンを吹き付け施工するもの。1棟あたり3〜4時間の短時間で建設できるほか、耐震性、耐風性をあわせ持つ。
今回、簡易住宅としてトルコのハタイ県アンタキヤ市の市役所敷地内に、Lサイズ2棟とバレル型1棟の計3棟を4月17日に設置。現地で復興業務を手掛けるアンタキヤ市のスタッフ、関係者のワークスペース兼宿泊スペースとして活用されているという。
Lサイズは直径500cm×高さ430cmで、バレル型は直径240cm×高さ300cm。日本国内では、グランピング用に3タイプ展開し、スキー場での宿泊施設や国定公園、国立公園内などにも設置されている。
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