Zホールディングス(ZHD)のグループ会社であるZフィナンシャル、PayPay、PayPay保険サービスは4月20日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」にて、保険商品「熱中症お見舞い金」の提供を再開すると発表した。
PayPayのパートナー企業が各種サービスの予約、商品の注文、支払いなどをPayPayのアプリから提供する「ミニアプリ」から加入できる。
同保険に加入すれば、保険期間中に日射や熱射で障害を被り、病院などで医師の点滴治療を受けた場合に「治療保険金」、治療を目的として2日(1泊2日)以上の入院をした場合に「入院保険金」が支払われる。
加入期間は「月額型」「期間選択型」から選択可能。月額型を選択した場合は1カ月200円、1日から加入できる「期間選択型」を選択した場合は1日100円から加入できる。
販売期間は、月額型が4月20日から9月30日まで、期間選択型が4月20日から10月31日まで。保険期間は月額型は1~7カ月の範囲で、期間選択型では1~7日の範囲で選択できる。なお、月額型の保障開始日は翌日以降となるが、期間選択型は午前9時までに申し込めば当日の午前10時から保障開始可能だ。
加入者は本人に加えて、家族全員分まとめて申し込み可能。月額型は月額200円の「お手軽プラン」、220円の「基本プラン」、240円の「安心プラン」の3種類で、期間選択型は保険金額が安心プランと同等の1プラン。
加えて、「熱中症お見舞い金」に加入したことがあるユーザーを対象に、月額型を選択した場合に10円を割り引く「リピート割」も提供する。
近年、夏期の猛暑日の増加とともに熱中症患者が増加しているという。総務省の発表によると、2022年5~9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は7万1029人(2022年比で2万3152人の増加)で、2008年の調査開始以降、3番目に多い搬送人員となっていた。
また、気象庁の発表によると、2023年の夏(6〜8月)は、北日本、東日本、西日本において、気温が平年並か高くなることが見込まれており、2023年も熱中症になる危険性があると想定されている。
熱中症お見舞い金は、熱中症リスクに特化した保険業界初の保険商品で、2022年4~10月にかけて提供していた。
2022年は加入件数が6万件を突破し、約半数が申込者の子供や配偶者、親など家族のための契約だったという。
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