メルカリのグループ会社であるMercariは4月18日、米国版「メルカリ」において、ChatGPTを搭載した新しいチャットボット型買い物アシスタント「Merchat AI」(ベータ版)の提供を開始したと発表した。
Merchat AIは、大規模言語モデル「ChatGPT」を活用。「メルカリ」に出品されている何百万もの商品を数秒で調べ、チャットで入力された要望に基づいて、オススメの商品をリアルタイムで表示する。
また、商品の検索や閲覧だけでなく、Merchat AIとのリアルタイムでの会話により、独自のニーズに基づいたオススメの商品にも出会えるという。
例えば、サイトを通じてリクエストを送ると、Merchat AIが、予算、サイズ、色、商品の状態など、特定のニーズをよりよく理解するための質問を返信してくる。そして十分な情報を取得すると、マーケットプレイスをスキャンし、入力されたワードに基づいてさまざまなオススメ商品を提示する。
提供されたURLをクリックすることで、商品を閲覧することが可能。また、別のオススメ商品を出すように指示することもできる。
ベータ版は現在、米国版メルカリを利用する全米の利用者がWeb上から利用できるが、初期段階では会話と検索結果に不正確さや矛盾が生じる場合があるという。
同社では、利用者との会話内容に基づいてMerchat AIを継続的に更新し、中長期でサービスを改善できるように取り組んでいくとしている。
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