総務大臣を務める松本剛明氏は記者会見で、携帯電話向けの新たな周波数帯である「700MHz帯」の割り当て時期について「審議会で夏頃に割り当て可能との結論が出た場合、2023年秋頃をめざす」と述べた。
700MHz帯は、障害物の影響を受けにくく、建物内をカバーしやすい性質を持つ「プラチナバンド」の1つだ。
携帯4社のうち、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクはプラチナバンドを保有しているが、最後発の楽天モバイルは保有しておらず、割り当てを強く求めている。
総務省は現在、情報通信審議会において。700MHz帯の未利用部分である3MHz幅について、割り当て可能性の議論を開始している。通信速度は下り最大30Mbpsを見込み、国内外の多くのスマートフォンで利用できる点も特徴となる。4月18日に開催される専門家会合でも議論される。
松本大臣によると、審議会で「割り当て可能」との結論が出た場合には、技術基準や割り当ての審査基準を示す基地局の開設指針などの作成手続きを進めるという。
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