サムスンの「Galaxy Z Fold4」に対抗する折りたたみスマートフォンとうわさされる「Google Pixel Fold」と、2022年にリリースされた「Google Pixel 7」の廉価版である「Pixel 7a」が、米国時間5月10日開催の年次開発者会議「Google I/O」に合わせて発表されると、著名なリーカー2人が予想している。
この情報をリークしたのは、FrontPageTechのJon Prosser氏と、TwitterアカウントのSnoopyTechだ。Prosser氏は4月17日の投稿で、Pixel Foldが5月10日に発表され、同日中に米国の「Googleストア」予約の受け付けを開始予定だと述べた(通信事業者パートナーの受け付け開始は5月30日)。発売は6月27日で、価格は1799ドル(約24万2000円)になるという。一方、9to5Googleの記事によれば、Pixel 7aは価格が499ドル(約6万7000円)と、2022年に発売された「Pixel 6a」より50ドル(約6700円)高くなるという。
Google Pixel Fold
— jon prosser (@jon_prosser) April 17, 2023
Announcement: May 10
Pre-order from Google Store: May 10
Pre-order from partners / carriers: May 30
Available: June 27 pic.twitter.com/11zMixDdYy
折りたたみ式の「Pixel」スマートフォンは、2022年からうわさされていた。Googleがこの分野に参入すれば、サムスンだけでなく、中国の折りたたみスマホメーカーとも競合することになる。この市場は比較的小さいため、多くのアプリは大きく展開する折りたたみ式ディスプレイに最適化されていない。多くの場合、元々小さな画面に合わせて作られたアプリがただ拡大されているだけに見える。Googleから初の端末が発売されれば、折りたたみスマホのユーザー体験にもっと注意が払われるようになるだろう。
Googleによる折りたたみスマートフォン市場への参入と、ミッドレンジの「a」シリーズの継続は、同社がスマートフォンで競合するAppleに対して長期戦の構えで臨むつもりであることを示すものだ。Appleの「iPhone」は2022年、米国市場でGoogleの「Android」OSを上回るシェアを獲得している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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