トークン発行型クラファン「FiNANCiE」のフィナンシェ、11億円を調達

　フィナンシェは4月12日、1stクローズで総額11億円の資金調達を実施したと発表した。

　FFGベンチャービジネスパートナーズ（FVP）が運営するファンドや、丸井グループ、J.フロントリテイリングが引受先を務める。今回のラウンドで累計調達額は24億円になるとともに、2ndクローズでの追加調達も予定しているという。

　フィナンシェは、ブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」や、NFTの企画と発行支援事業、IEO支援事業など、トークンを活用してコミュニティとエコシステムの形成を支援する事業を展開している。

　200以上ものスポーツチームやエンタメ、地方創生プロジェクト、個人などのトークンの発行、販売、企画、運用の実績があるという。

　各事業やサービスで支援実績をあげているなか、更なるビジネス拡大のため、国内有数の事業会社、金融機関などとの連携が必要と考え、各社との事業連携を検討。今回の資金調達は、こうしたビジネスの拡大に資する事業連携が目的で、引受先企業との連携を強化する考え。

　各社が有する強固な事業、顧客基盤などとの事業連携を進め、トークンエコシステムの形成と拡張を一気通貫で支援する、国内唯一のWeb3プラットフォームの確立を目指す。