ライフネット生命保険グループで、保険選びサイト「betterChoice」を運営するライフネットみらいは4月12日、「ChatGPT(GPT-3.5)」を活用したチャットサービス「ベターチョイスチャットくん」の提供を開始したと発表した。
ベターチョイスは、オンライン上で厳選したネット保険を取り扱う保険選びサイト。公的保障制度も踏まえてお金と保険のやることリストが作成できる「やること診断」や、保険証券を管理できる「ホケカン」など、オンラインによる新しい保険サービスを提供している。
ベターチョイスチャットくんは、ベターチョイスコラムで掲載している自社監修のコラム記事と、OpenAIが開発した自然言語技術処理モデルであるChatGPT(GPT-3.5)をAPI連携。コミュニケーションサービス「LINE」を使って、保険やお金に関する質問に自動回答する。また、ベターチョイスコラムからのコラム記事も紹介し、利用者の生活に役立つと思われる情報を提供する。
ライフネットみらいは、自社サイトの記事という限定的な情報を利用していることから回答する情報については必ずしも正確性や完全性の保証はできないが、今後も新しい技術の活用でより良いサービスを提供するための挑戦的な取り組みになると説明している。なお、ChatGPT(GPT-3.5)と自社サイトの記事をAPI連携し、「LINE」を用いたサービスは、業界初の事例になるという。
昨今、食料品や光熱費の物価上昇などで家計への負担が急増していることから、保険をはじめとした固定費見直しのニーズが高まっている。一方で、保険選びは家族や友人であっても相談しづらく、対面や電話で人と接して保険について聞くことにハードルを感じるという声もある。
また、インターネットで検索をしても「用語がわからない」「何を検索したら良いのかもわからない」という声も挙がっている。このような背景から、自然言語技術処理モデルを用いたチャットサービスを開発。気軽に24時間いつでもどこでも何度でも、保険やお金について質問できる環境を実現したとしている。
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