ソニー・ミュージックソリューションズとソニー・ミュージックエンタテインメントは、東急歌舞伎町タワーの開業にあわせて4月14日にオープンする、体験型のエンタテインメント施設「THE TOKYO MATRIX」について、メディア向けに公開。オープン時に展開する「ソードアート・オンライン」(SAO)をテーマにしたアトラクション「ソードアート・オンライン-アノマリー・クエスト-」の一部を体験した。
THE TOKYO MATRIXは“新宿ダンジョン攻略体験施設”とうたう、ミッション攻略型のアトラクション。ユーザーは仲間と協力してモンスターを倒し、アイテムを探し、トラップをかいくぐり、ダンジョンクリアを目指す内容。2人または3人のパーティで挑むもので、「戦う」「投げる」「引く」「探す」など、さまざまなスキルを駆使して攻略していく。
SAOは、フルダイブ型VRMMORPG(仮想大規模オンラインRPG)の世界を描いた作品。このアトラクションでは、主人公であるキリトと、ヒロインであるアスナが討伐対象として莫大な報奨金がかけられているという“アノマリー(異常事態)なクエスト”にユーザーが挑む世界観で、プレーヤーはアバターになってリアル仮想空間に入り、“ハンドヘルドデバイス”を手に、クエストを進めていく内容となっている。
「QUEST 1」から「QUEST 5」までを順番に攻略していく形で進行。ソードスキルを駆使してモンスターを撃退するQUEST 1、地図の欠片を集めてマップを完成させるQUEST 2、8つの部屋のうち指定された3部屋をクリアするQUEST 3、シークレットとなっているQUEST 4とQUEST 5が用意されている。
体験したのはQUEST 1とQUEST 3の一部。QUEST 1は、デバイスをリアルに振って迫ってくるモンスターを撃破していくもの。QUEST 3は、それぞれの部屋で2つのミッションがあり、玉を投げたり綱引きをするような体を動かすといった前半パート、パズル的要素の後半パートを通じて制限時間内にクリアを目指す内容となっている。
説明にあたった開発スタッフによれば、施設にはソニーグループの最先端技術をふんだんに組み込んでいるという。たとえば、QUEST 1ではハンドヘルドデバイスひとつだけで、ほかにセンサーデバイスを身に付けなくても、体の動きがリアルタイムで画面上に反映される。QUEST 3でも、判定などにセンシング技術が取り入られていると思えるところがあった。そして技術のすごさで驚くというよりも、クエスト略を楽しむ、世界観に没入するために活用されていると感じられるもの。何より、そういったことを感じる余裕がないぐらいに体を動かして考えることが多いという、リアルなダンジョン攻略体験が味わえるものとなっていた。
ちなみにABEMAにて、アニメのキャスト陣がクエストに挑戦した「『ソードアート・オンライン -アノマリー・クエスト-』大潜入SP」が見逃し配信として公開。攻略率は1%という“超無理ゲー”であるものの、何度も挑戦することで攻略を考えるなど、繰り返し楽しめるものとしている。また難度を下げたり、時間を延長するなどの効果を発揮する「攻略アイテム」も用意されるという。
プレイ料金(1人あたり)は、通常価格が約2000~2450円(税込)。開業特別価格として5月31日までは約1500~1750円(税込)でプレイできるという。なお、プレイする全員がTHE TOKYO MATRIXの会員登録を必要としている。施設では、オリジナルグッズも販売する。詳細はTHE TOKYO MATRIX公式サイトならびに、ソードアート・オンライン-アノマリー・クエスト-特設サイトに記載されている。このほかアトラクションのPVや、ReoNaさんが歌うテーマソング「Weaker」のPVも公開されている。
※画面ならびに投射映像は開発中のもの。また各クエストの内容ならびに画面は、改良のために予告なく変更される場合がある。
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(C)2020 川原礫/KADOKAWA/SAO-P Project
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