IDCは、日本を除くアジア太平洋地域のAI市場に関する調査結果を発表した。この地域のAI関連ソフトウェア、サービス、ハードウェアに対する支出額は、2026年に492億ドル(約6兆5313億円)まで増えると見込む。2021年から2026年にかけての年平均成長率(CAGR)は24.5%。
2023年の支出がもっとも多いと予測される分野は、全体の47%超となるハードウェア。その86%をサーバーが占め、残りがストレージとなる。これに対し、全体の34%が対ソフトウェア支出、2割弱が対サービス支出。
2026年の支出額を地域別にみると、中国が264億ドル(約3兆5046億円)、シェア58%でトップ。これに、オーストラリアの64億ドル(約8496億円)、インドの36億ドル(約4779億円)、韓国の35億ドル(約4646億円)が続く。
ちなみに、2026年における世界AI市場の支出額は3000億ドル(約39兆7980億円)を上回り、CAGRを27.0%と予測している。
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