スズキと豪Applied EV、自動運転EV向けの電動台車を共同開発--ベースは「ジムニー」

　自動車メーカーのスズキと、自動運転技術を手がけるオーストラリアApplied Electric Vehicles（Applied EV）は、自動運転可能な電気自動車（EV）向けの電動台車を共同開発すると発表した。スズキの四輪駆動車「ジムニー」のラダーフレームをベースに開発する。

Blanc Robotの試作車（出典：スズキ、Applied EV）

　Applied EVは、自動運転向けの電動化やソフトウェアなどの技術を持つスタートアップ企業。スズキは、2021年9月に基本合意書を締結、2022年に出資し、協業の検討をしてきた。

　共同開発する電動台車は、Applied EVの自動運転車両プラットフォーム「Blanc Robot」を統合制御システム「Digital Backbone」で制御する。両社は、電動台車の生産や、普及に向けたビジネスモデルの開発などにも取り組む。

Blanc Robotの使用イメージ（出典：スズキ、Applied EV）

　なお、今回の共同開発に関する覚書締結に先立ち、スズキはベンチャーキャピタルファンドのSuzuki Global Venturesを通じ、Applied EVに追加出資した。