パナソニック くらしアプライアンス社 常務キッチン空間事業部 事業部長の太田晃雄氏は、「まだ研究段階の技術を社外に出すことは、これまではあまりよしとされず、タブーな面もあった。それを乗り越えて、お客様の笑顔につながる新しい価値創造をやりたい、パナソニックも変わっていきたいという思いを持ってチャレンジを推進することにした」と今回の取り組みついて明かした。
「和食を科学する」という観点で食を追求するKYOTO SNT LAB.の中村元計氏、才木充氏、高(漢字ははしご高)橋拓児氏との協働により、常圧凍結乾燥技術の新たな価値創造に取り組んでいる。
乾燥食品の手軽さと、風味豊かな食感を兼ね備えた新たな保存食品を作る技術としての可能性を見出した。和食の海外展開や、機内食、宇宙食、災害食などへの展開が期待できるほか、廃棄される規格外の青果物や未利用魚などを乾燥食に加工することで、フードロス削減にも貢献できるとする。
パナソニックは、新たな食体験の提供により、2030年に100億円の新たな事業を創出する方針だ。技術、製品、サービスの進化を加速するとともに、「新たな食の価値創造」と「社会課題の解決」を目指す。
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