年収1000万円超えプレーヤーの「住みたい街」--港区を抑え江東区が初の首位

 GAテクノロジーズは3月28日、年収1000万超えプレーヤーが選んだ「住みたい街ランキング2023 by Modern Standard」を発表した。

年収1000万超えプレーヤーが選んだ「住みたい街ランキング」
年収1000万超えプレーヤーが選んだ「住みたい街ランキング」

 本ランキングは、GAテクノロジーズのグループ会社であるRENOSY PLUS(リノシープラス)が、高級賃貸サービス「RENOSY 高級賃貸」のサービス名称を「Modern Standard(モダンスタンダード)」に変更し、モダンスタンダードで実際に成約した物件をエリアごとに集計したもの。

 モダンスタンダードで扱う賃貸物件の1年間の成約データを基にした、年収1000万円超えプレーヤーのリアルな「住みたい街」の1位は、前回の16位から大幅にランクアップした「豊洲(江東区)」となった。

 GAテクノロジーズによると、本ランキングで江東区が首位を獲得するのは、今回が初めて。豊洲はパワーカップルや若年ファミリー層に人気のエリアで、調査対象の1年間は、2021年10月に竣工した「ブランズタワー豊洲」の賃貸成約が多かったという。

 2位は、前回より1ランクダウンの「赤坂(港区)」、3位は前回より6ランクアップの「恵比寿寿(渋谷区)」となった。以降、4位「六本木(港区)」、5位「三田(港区)」、6位「勝どき(中央区)」と続く。

年収1000万円超えプレーヤーが選んだ住みたい街、第1位は大幅ランクアップの「豊洲」
年収1000万円超えプレーヤーが選んだ住みたい街、第1位は大幅ランクアップの「豊洲」

 恵比寿は渋谷へのアクセスが良く、IT関連企業のオフィスワーカーから人気のエリア。GAテクノロジーズは、新入社員の初任給の引き上げやエンジニア職の年収アップなどの影響もあり、若年単身属性の賃貸需要が伸びたことが、大幅なランクアップの要因であると分析している。

 今回、初の試みとして、トップ5に入ったエリアごとに、ランキング対象者の平均年収と職業別割合も公開した。平均年収の1位は「三田(港区)」の3582万円、2位は「赤坂(港区)」の3199万円、3位は「豊洲(江東区)」の2087万円、4位は「恵比寿(渋谷区)」の1993万円、5位は「六本木(港区)」の1811万円となった。

 GAテクノロジーズによると、平均年収が最も高い三田は、経営者や外資系金融機関、大使館に勤務する人に加え、インターナショナルスクールに通わせたいファミリー層からの人気が高い傾向にあるが、今回の調査では、士業の成約が多い傾向にあったという。

 調査は2022年1月1日より12月31日までの1年間、Modern Standardに掲載された東京23区の賃貸物件を対象に、年収1000万円以上の物件成約者をエリアごとに集計した。「住みよさスコア」は、クラウドツール「LIFE DESIGNER」のデータを参照し、AIによる統計データに基づき算出している。

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